歩くと腰が痛い患者さまに

今朝来院された患者さまが、歩くときに腰が痛むとおっしゃっていました。

前屈をしたり、腰を後ろに反らしたりするのは痛みがなく、お尻を押したら結構痛いという事なので、お尻の筋肉が硬い事による仙腸関節(←背骨の一番下の骨と骨盤の骨とのつなぎめ)の問題による痛みだと判断して治療しました。

股関節の主要な筋肉をほぐすよう治療すると、治療中には軽くなり、歩いても痛くなくなったとおっしゃっていました(^_^)

 

お尻が硬すぎて腰が痛い人に・・お尻の筋肉をほぐす事の他に、自分でできるお尻のストレッチなどのやり方を下記で説明します。

 

①梨状筋ストレッチ

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上向きで寝て、足を組んだ状態で両太ももを抱えて丸まります。片方のお尻が伸びる感じがするので(硬すぎる人は分からない事がありますが)優しく気持ちいい程度で、ゆっくりと呼吸しながら緩めたり抱え込んだりを数回繰り返してください。

 

②中殿筋ストレッチ

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横向きで寝て、お尻の横面が天井に向いた状態で、↑このようにベッドやソファなどから上側の足を出します。この体勢を維持して足の力を抜き、重力と足の重さを利用してお尻と太ももの外側を伸ばします。この時もゆっくり深い呼吸をします。

 

③筋力強化

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上側の膝を少しだけ上げたまま軽く3秒ほど止めます。それだけでも筋力強化になり、腰や股関節が安定しやすくなります。

②と③を交互に数回繰り返します。

 

✍上記のような軽い運動で、お尻周りの柔軟性と強さが増します。お尻の硬さによる腰やお尻まわりの痛みを予防・改善できますので、ぜひお試しください!